ミンチとハワイ
あちこちで話題になっている一夫多妻男。先週末はもうライブドアより話題になってたんじゃないだろうか？
「ハーレム男宅に催眠術本あった」（「nikkansports.com」より）
http://www.nikkansports.com/ns/general/p-so-tp0-060127-0002.html
調べによると、渋谷容疑者は昨年１０月２０日午後４時１５分から約２時間、被害女性に同居するように迫った疑い。その際「私は自衛隊の元幹部で、周りにはスパイがいる」「ここから出て行けば肉を割かれミンチにされる」「ここでのことを他人に話すと、殺されたり事故に遭ったりする」などと脅したという。
家を出るとミンチ！ 掟破りの逆エド・ゲイン！ これがみんなの知りたがっていた「恋の呪文」なんでしょうか？
ハーレムのような生活について「（女性が）５人以上いると、家庭は安定しますよ」と人を食ったような発言をしている。
女性をオトす「恋の呪文」を知りたがっている男が多いわけですが、実は「（ひとりの男をめぐる）複数の女性を仲良くさせる呪文」を切実に知りたがっている男も相当数いるはず。そしてそんな男は非モテの敵（ヒモテックエネミー）。
警視庁捜査１課は同日、渋谷容疑者宅を家宅捜索し、催眠術に関する書籍数冊など段ボール約１０箱分を押収。同居女性は同容疑者の供述よりも１人多い１１人いることも判明した。
11人いる！ たぶんそのうちのひとりはテストの試験官です。
同容疑者宅に「ハワイ企画」という看板が立て掛けられ、「アシスタント、事務員募集」の折り込み広告が配られたことがあった。求人広告を見て訪ねた２０歳前後の女性は容疑者宅から泣いて出てきたという。話を聞くと「カーテンが閉められた、２階の真っ暗な部屋に案内されていすに座らされた。机には卓上ライトがあって、それを急の顔の方に向けられて『あなたには霊がついている。これを取り除かないと不幸になる』などと強い口調で言われた」と泣いて話したという。
「ハワイ企画」というネーミングの会社が出した募集広告に引っかかる20歳女性の純朴さよ。
で、この「ハワイ企画」とは、いったいどんな会社だったのだろうか？
「ORICON STYLEニュース」にて配信されていた『夕刊フジ』の記事を見てみましょう。*1
「ハーレム親父、インチキなアロハオエ満喫」
http://www.oricon.co.jp/news/internal/10506/
「自宅の前に『ハワイ企画』という看板を出していた。カウンセリングの仕事のようで、求人広告をみてたくさんの女性が訪れていた」（近所の住人）
実際に面接を受けたことある都内の女性（３４）は「最初はとにかく『ハワイに別荘があるんだよ』『ハワイには友達もいる』と、得意げに語るんです。そのうち『ワッターシハー』という感じでアメリカ人のような日本語まで話し始めた」と、日系人のまね事までして見せたというから驚きだ。
自宅に手製の温室を備え、熱帯の観葉植物を多数、栽培。逮捕直前の会見でも「趣味は観葉植物の栽培です」と語っていた。報道陣を招き入れた居間にはアメリカンリゾート風のポスターや籘の家具がズラリ。ハワイを夢見て、悦に浸っていたのか。
カウンセリングの仕事でなぜハワイ？ よくわからん。あと、34歳女性の証言どおり、「ワッターシハー」とそのまま書いてしまう夕刊フジイズムにも感服。書かないよ、普通。
男が公開したホームムービーにも、全員、南国風のセクシーな衣装の“妻たち”が、巨大なバナナの葉を敷き、トロピカルな果物を食べるシーンが収められていた。
ある種、男の夢としては正しいベクトルのような気がする。
前出の被害を訴える女性は「同居している女性たちは、ハワイでだまされたんですよ」と興奮気味に語る。
あなただけだと思うよ、「ハワイ」でだまされたのは。
まぁなんちゅうか、「ハワイ世代」ってのがあるんだなぁ、と思ったり。ハワイ幻想というか、ハワイが何かをシンボライズしていた世代。ちなみに捕まった渋谷容疑者は57歳。団塊の世代ド真ん中。高度経済成長の中で子供時代を過ごし、学生運動やヒッピームーブメントでザセツして、バブルに踊った人たち。
ついでに言うと、この世代はエロいらしい。
●団塊世代（1945〜1949）
自分達が日本を作り上げたと思ってる"超"勘違い世代。 お前らが作ったのは借金。キチガイ多し。行動力や根性は多少は持ち合わせているがたいした事は無い。 唯一評価できるのは繁殖力の高さ。ただしあまりにも高すぎて未だにエロイ事件を起こすのもこの世代。
２ちゃんねるで誰かが書いていた世代別評価より。*2
すごいなぁ、当たってるよ！
*1:最初、「ORICON STYLEニュース」の独自記事だと思っていたのですが、『夕刊フジ』の記事を配信したものでした。訂正します。
*2:「いなかっぺ大将で爆笑するような奴が書いてる日記」http://d.hatena.ne.jp/ssan/20060129/p2
