ドラえもんプラス

　単行本未収録作品を22本集めた『ドラえもん』９年ぶりの新刊を近所のコンビニで買いました*1。これ、ちゃんと「てんとう虫コミックス」なのね。しかし、これは本当にキラータイトルだよなぁ。。
　タイムパラドックスでのび太同士が決闘したり（最後は６人に増殖）、しずかがドラえもんに道具を借りてジャイアンとスネ夫をボコボコにしたり（象のように伸びた唇でスネ夫をぐるぐる巻きにするしずか、というインクレディブルな場面あり）、スネ夫は双眼鏡でしずかのパンツを意図的に覗いていたり（犯罪）、連載開始直後の回があったり。「スリルチケット」の強引すぎるオチも凄い。「虫の声を聞こう」のラストは戦慄する。さらによく見ると、従来のコミックスでは見られないキャラクターや、表情や擬音などの表現が目白押しだったりして、とにかくすごく面白いのでみんなもすぐに買ったほうがいいです。子供の頃、小学館の学年誌で『ドラえもん』を読んでいた人はマスト。『ドラえもん』のパラレルワールドに滑り込んだような感覚になります。
　次は『ドラミちゃん』を無修正で出してくれないかなぁ（原稿がないのか）。今度は『ドラえもん　カラー作品集』を買わねば。

ドラえもん プラス (1) (てんとう虫コミックス)

*1:隣にあった廉価版『ドラえもん』の背にはなぜか「３、２、１　ハッスル！　ハッスル！」と書いてあった。どうかしてる。