清水健太郎、ゲーム化

putchee-oya2004-06-02



先日、俳優の清水健太郎覚醒剤所持容疑で逮捕された。
http://www.asahi.com/national/update/0531/014.html


薬関係で逮捕されてワイドショーに登場するときしか見かけない人も多いかと思うが、これでいて清水健太郎、ある意味日本映画を代表する“顔”なのだ。


清水健太郎が活躍していたのは、通称Vシネマ*1、オリジナルビデオ(OV)映画の世界である。
「えっ。Vシネの帝王って竹内力じゃないの?」「哀川翔は?」
そう、そのとおり。このふたりがOV界の二大看板俳優である。
だが、OV界にも表と裏がある。
表の看板がこのふたりなら、裏の看板こそが清水健太郎なのだ。


裏といっても、とりたてて悪いことをしているわけではない。
ただ、そこで描かれるのは徹底的にヤクザの世界。ひたすらヤクザ。どヤクザ。


男たちの娯楽の殿堂、GPミュージアムのオフィシャルサイト。
http://www.gp-museum.com/
清水健太郎」で検索をかけると、とんでもない数の作品がリストアップされる。


そんな清水健太郎の代表作が『首領への道』シリーズだ。
シリーズ総数22本。
人気は高まり、ついに「劇場版」まで作られた。
http://www.murakamigekigapro.com/cx/cgi/dir01/geki_don.jpg
これだけの面子を後ろに従え、トップを張っていたのが清水健太郎だったのだ。


舞台挨拶より。
http://forum.nifty.com/fjmovie/topics/2003/topics2003/don_0301.htm
どうよ、この顔、顔、顔。破壊王ムルアカまでいる。

応援に駆けつけたムルアカさんは「アフリカに持っていって紹介したい」とコメント

ワクチンとかが必要なんじゃないのか、アフリカ。


作品紹介。
http://forum.nifty.com/fjmovie/movie/2003/donhenomichi.htm
ご堪能ください。登場人物が多いから、あらすじも複雑になりすぎ。


関係ありませんが。
「平成15年10月17日 工場前で大江太鼓台の清水健太郎
http://www.maeno3.com/jpg/kentaro.htm
イイ写真だ。


パーティで「失恋レストラン」を熱唱する清水健太郎
http://members.jcom.home.ne.jp/wtg.com/030602shimiken.JPG


防衛大学時代の清水健太郎
http://cmwww01.nda.ac.jp/cc/users/tada/suikou/ob/shimizu/
理系ヅラ。


単調な一日を送る清水健太郎
http://www.nsk.co.jp/saiyo/sinjin/ksimizu.htm
頑張って下さい。


変わったTシャツ着ている清水健太郎
http://www.npo-tsubasa.jp/tsubasa/20/Lec/shimizu.html
よくある名前なんですね。なぜか理系率が高い。


清水健太郎トリビア
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/3585/uuu.html

だがもともとは清水健太郎は大学の先輩清水アキラとお笑いデビューの予定だったのだ。
よく清水次郎長高倉健菅原文太から名をとり芸名にしたと当時いわれてたが、清水はジロチョウではなくアキラと苗字を同じにしたかったからなのだ。(中略)
銀座NOWでアキラとコントをしてるうちに歌手デビューの話がでてきて、スターになるのだが、方やアキラはハンダースの一員。メンバーが抜けて解散が決まりかけてたころに出した「想い出の渚」がヒット。ものまねの才能を認められる。
だが、その曲の中で清水健太郎のモノマネをしていたとき心情はどうだったのだろうか。
後にアキラはものまね王座で健太郎のものまねをするがなぜか「涙をふいて」 というリリースしていない曲でマネしていた。意味があったのだろうか。

清水健太郎清水アキラの知られざる関係。知っていたからといって、何がどうということもない。


そろそろ本題。
で、この『首領への道』が、なんとゲームになっているわけです。
もういちどおさらいしておきましょう。


『首領への道』はコレです。
http://www.murakamigekigapro.com/cx/cgi/dir01/dondvd_01_up.jpg


こうですね。
http://www.murakamigekigapro.com/cx/cgi/dir01/dondvd_02_up.jpg


こうなわけです。
http://www.murakamigekigapro.com/cx/cgi/dir01/geki_don.jpg


これがゲームになると……。
こうなります。
http://www.laura.ne.jp/mgp/don/index02.html
日本はオタクが支配してしまったようです。


主人公・桜井鉄太郎。演ずるはもちろん清水健太郎
http://www.paoon.com/250s/mnowafggh.jpg


ゲーム版になるとこう。
http://www.laura.ne.jp/mgp/don/images/sakurai.jpg
微妙だ。ちなみにゲーム版の主人公は別にいるらしい。


社長令嬢・鈴宮玲子。
http://www.laura.ne.jp/mgp/don/images/reiko.jpg
さっきのポスターにこんなの写ってたか?


あらすじはこんな感じ。

主人公・萩原竜也は、夜の繁華街で門脇組のチンピラに絡まれた女性……千秋を助ける。竜也は三対一の不利な状況で善戦するものの逆上して獲物まで持ち出したチンピラを前に窮地に陥る。


それを救ったのは島田組若頭・桜井鉄太郎とその舎弟・越智俊英だった。


竜也はその生き方に激しい感動を覚え、己の生き様を見出すべく、幼馴染である恵の制止を振り切って島田組の門を叩き、遂に極道への道を歩み始める。


権謀術数が張り巡らされる、果てしなく険しき任侠道を命がけで進む竜也の前に、一体何が待ちうけているのか……

夜の匂いのするゲーム。しかし、オタクがいちばん嫌いな世界だろうな、こりゃ。
6800円で発売中です。


ちなみに。


『首領への道』の原作者であり、自らの原作映像化が100本に達する*2大御所劇画作家・村上和彦先生のオフィシャルサイトはこちら。
http://www.murakamigekigapro.com/
トップページに踊る「Murakami Royal Family」の文字。


ここから先は案内しません。自己責任で見に行ってください。
非常にエキサイティングですが、のどがカラカラになります。


村上先生の大物ぶりを示す1枚。
http://www.murakamigekigapro.com/cx/cgi/pic01/bin/photo_22.jpg




 

*1:これは東映の商標登録

*2:100本記念作品『修羅の門』はやはり清水健太郎主演で5月末クランクアップ。公開未定