今日のカルチャー

CSで『探偵物語』を観た。薬師丸ひろ子が出てるほうね。
かなり久しぶりに観たけど……これ、アイドル映画の形を借りた、セクスプロイテーション映画だったのね。
とにかくセックス描写が多い。主要な女性キャラは岸田今日子以外全員(3人も!)がニップルまで見せてるし、薬師丸自身、セックスにまつわるシチュエーションに身を置くことが非常に多い。
財津一郎のねっとりしたセックスの様子を吹き込んだテープを薬師丸がダビングしながらヘッドホンで聞いてボーッとした挙げ句、階下にいた松田優作に渡しに行こうとすると、優作は優作で一戦交えてる真っ最中(ちゃんと音も聞こえる)。進退きわまった処女の薬師丸は、ひとり夜の街へ繰り出し、声をかけてきた男とヤケクソ気味のラブホテルに入る。
ほとんどピンク映画じゃん。アイドル映画だと思って映画館に足を運んだ中学生の股間を打ち抜く描写が満載である(監督はピンク出身の根岸吉太郎)。
さすがは角川春樹