童貞は断食か


id:Leiermannさんの「鳥蛇ノート」に対するコメントより抜粋。

内なるやり場のない欲求に苦悶しているとき、そういう欲求に悩まなくて済む他人がいることがどれだけ辛いでしょうか。喩えは悪いです(が、この年代の人間の認識は多かれ少なかれそんなものでしょう)が、断食をしているときに目の前で御馳走を食べられるのはとても辛いことです。まして、欲求が充足していないことを人格の成熟・未成熟と関連づけて語られれば、その傷は深いものになります。


童貞は「断食」ではねぇです。断食は自分の意志で行うものなわけで、童貞の人たちが自分の意志で童貞であることを選んでいるとは思えません。どっちかというと「飢餓」に近いでしょう。腹減ったけど食う物がない状態。アナタならどうします? おれだったら食べ物のある場所へ行く。そして手に入れようとする。対価が必要なら払う(買春する、って意味じゃないのはわかるよね)。持ち合わせがなかったら、働くなりなんなりして稼ぐ。で、ご馳走を食べる。
腹減ってる状態のまま「断食」しようと思い至ってしまうところに「こじらせ」感を強く感じるんだけど、どうなんだろう。


あと、腹減ってるところにわざわざ食い物を見せびらかして、「お前はダメだなぁ」と人格攻撃してくるやつがいたら、それはキレてやってもいいんじゃないでしょうかね。