東京ディズニーランドと高橋政知


「君は、O社の暗黒面を見たか?!」(「犬惑星」より)
http://d.hatena.ne.jp/dogplanet/20050513#p1
抜群に面白いので、ディズニーランド好きの人も、ディズニーランド嫌いの人も読むといいよ。高橋政知とは、東京ディズニーランドを経営するオリエンタルランドの二代目社長。

彼自身はディズニーランドなんかに一切興味がなくて、オリエンタルランドの初代社長で京成電鉄の社長でもあった川崎千春の命をうけ、会社に対する忠誠心や、一度乗りかかった事業に対する個人的な意地から、無謀とも思えるこのディズニーランド誘致という大規模な計画に尽力する。地元漁師と毎夜酒を酌み交わし漁業権の放棄を説得し、政治家やヤクザに土下座して、あげく自分のクルマや邸宅を売り払っては資金を調達し、千葉県知事との癒着や汚職にも手を染める。任侠的な視野から見れば、こんなにカッコ良くて豪毅な人物は他にいない。

赤ら顔の巨体がトレードマークだった高橋氏の「ディズニーランドで酒が飲みたい」という言葉を受け継いで現在ディズニーシーではディズニー側の意向を無視してアルコールが飲めるわけだし、シーのオープンの9月4日というのも実は高橋氏の誕生日に設定されている。

カッコいい!