『NANA』とオタク


わたらせさん(id:yasai)とこ経由。
「オトコノコオンナノコ。」(「ゲームセンターに明日はあるの?」より)
http://d.hatena.ne.jp/Hayashida/20050506#p2

オタクコミュニティの男根主義ってのは本当に醜悪。彼等にとって「女性」は「サークルクラッシャー」であるか「腐女子」であるか「母親」であるか「性欲の対象(少女)」であるかしかない。ま、なんつうか、フェミっぽくいえば「女性性」=「男性によって征服されるべきおぞましきもの」なんだろう。

ちょっとこの話と近いのかな?


「男オタクの脳内の女フォルダは『他人』『親族』『彼女』しかない」
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20041210#folder
おなじみ「ARTIFACT@ハテナ系」より。


再び「ゲームセンターに明日はあるの?」より。

なので、現在のオタクの認識の中には「女の子文化」がゴッソリ抜け落ちている。メガヒットマンガを思いつくだけ挙げろと言えば、その中に「バガボンド」「20世紀少年」「ワンピース」「はじめの一歩」などは挙がるだろうが「NANA*1」は絶対に数のうちに入れられないし、彼等が語るライトノベルの中にはコバルトもティーンズ&ホワイトハートもキャンバス文庫もJUNEも含まれないのだな。

そうなのかなぁ? オタクの人って、少女漫画とか好きじゃないですか? 可愛いものとか、必要以上に好きでしょ?(失礼)


NANA』のところに注釈としてついているのは、以下の一文。

ためしにはてなキーワードNANA」を見てみ。内容の無さに唖然とするから。

この人がどうして「はてなユーザー」と「オタク」をイコールで結んでいるのかよくわからないですが、気分的にはよくわかります。さっそく見てみましょう。


キーワード解説「NANA
http://d.hatena.ne.jp/keyword/NANA

二人の『ナナ』という名前の女の子が恋やバンドに奔走する話。
2004年11月現在、日本の少女漫画で一番売れていると思われる。

わはははははは。たしかに簡単だ。


厳密には少女漫画とは言えないだろうが、明らかにオタクさんたちからの支持を勝ち得ている『ハチミツとクローバー』についてのキーワード解説はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%cf%a5%c1%a5%df%a5%c4%a4%c8%a5%af%a5%ed%a1%bc%a5%d0%a1%bc
コミックに関しては、『NANA』と同じく簡素な説明なんだけど……。

 この恋は
空の色に似てるね


ハチミツとクローバー 第1巻 帯より引用

なんか、愛情の注がれ方が違うよねー。


とあるオタクさんのサイトで見つけた『NANA』評。なんか端的。

NANA』は田舎で不倫とかしてた恋愛体質の女子高生が上京して男をとっかえひっかえしたあげく憧れのロン毛でタラシのバンドマンと出来ちゃった結婚という少コミライクな話。

「女の子文化」がイヤなんじゃなくって、『NANA』自体がイヤなんじゃないでしょうか。オタクさんたちは。