続サークルクラッシャー


前回は話の流れを追いながら「サークルクラッシャー」なるフレーズを生み出した人々の精神性みたいなものを考えようと思ったんですが、だんだんわけがわからなくなってきて、拙速な結論を導き出してしまったような気がするんですが、まぁどうでもいいです。


今日はその「サークルクラッシャー」というものそのものについて、ちょっと思ったことを書きます。まずはキーワード解説のほうをご覧ください。物凄い勢いで編集が進んでいます。いろんなことが書いてありますが、それも別にどうでもいいと思います。


なんちゅうか、そういう人っていると思うし、そういうこともあると思うんです。それってさぁ、別に文化系サークルがなんちゃらとか、オタクやサブカルやなんちゃらとか、関係ないと思うんだよね。だって、いっとき流行ったトレンディドラマなんて、みんなこんな話だったじゃん(ほとんど見てないけど)。


男と女がわちゃっと入り乱れたグループがあれば、こんなこと、いくらでもあるわけですよ。若い頃なんて、特にそう。そういうグループやサークルが「不変のもの」と考えているほうがおかしい。不変じゃないから、そういう時期が愛おしかったりするんです。


ただ、男同士って、けっこう湿った、べっちゃりした関係だったりするんです。「あんな女なんてさ」とか言いながら、男同士の関係性を保とうとする。それが顕著なのが、「サークルクラッシャー」とか言いはじめる人だったり、「ああ、そういうのって困るよねー」と思ったりする人たちだったりするんじゃないかな。恋愛や異性やセックスが苦手な人たちなんて、特にそうかもしれない。そういうものより、大切なものがあるんでしょ? じゃ、それを大切にして生暖かく群れをなして生きていってくださいよ。


以下余談。どこかのブログで「『げんしけん』がそういう展開になれば面白い」って書いてる人がいたけど、そういう要素を丁寧に排除してるから、オタクさんたちに受ける漫画になりえているんだと思う。どろっとした生々しい男女の感情をぶちまけられたら、そういう読者さんたちはイヤになると思うよ。『ハチミツとクローバー』は、そのへんをうまく処理してるよね。