イニシャルG

putchee-oya2004-04-17



ちゃんと続きます。


前回紹介した「THE 大美人」というゲーム、まだ発売されていないので、どんなゲームか定かではないのですが、想像するに、このゲームのキモは「でっかいお姉ちゃんが街を壊しながらウロウロするのを眺める」部分にあるのではないかと思うわけです。
また、『妖怪巨大女』に代表される「巨大女モノ」映画は、(少ない予算や不出来なシナリオのせいでもあるが)巨大な女が必要以上に街をウロウロする。そんなもの、巨大女が好きでもない人が観ても、ちっとも面白くないわけですよ。そういう人は、素直に『レオン』とか観てればいいと思います。
反面、巨大女が大好きな人にとっては、まさに至福の時間でしょう。


巨大女が大好き? そう、大好きなんですよ。大好きな人がいるんです。
「巨大女が街で大暴れする」というシチュエーションは、一種のフェチの対象なんです。


そうそう、前回書き忘れていましたけど、巨大女映画といえば、フェリーニの『ボッカチオ'70』ってのがありました。巨大女に扮していたのはアニタ・エクバーク。


巨大女映画をまとめて語ってくれています。
「ノートブック」
http://eiji-takagi.cocolog-nifty.com/notebook/2004/02/04228_.html

巨大女というと、フェリーニの、オムニバス映画『ボッカチオ’70』中の一編「アントニオ博士の誘惑」に出てくるアニタ・エクバーグは、抑圧された男性の欲望が生み出した幻想、男性視聴者にとっては実にワクワクさせられる内容だったが、『妖怪巨大女』は、そういったセクシャルな感じはあまりない。

ふむ。

当時にしてみれば、そのビキニめいた格好だけで十分扇情的であったのかもしれないが、それにしても、お話自体が浮気な男を懲らしめるという内容で、女性の立場から描かれているのがその理由、女は怒らせると怖い、という感じで、男にとっては悪夢でしかない。

なんと。巨大女映画は、男にとって悪夢なのか? 「一種のフェチの対象」とまで言い切ってしまった私の立場はどうなる?


「G-Fork」
http://g-fork.come-up.to/main.html
お待たせしました。巨大女フェチサイトです。


「このサイトについて」
http://g-fork.come-up.to/about.html

■想像の女神GTS。GTSとは英語のGiantess、巨人の女性形の略語です。このサイトでは、女性の巨人に愛と尊敬を込めてGTSと呼んでいます。そしてこのサイトの巨大な女神たちは、女神でありながら食べたり飲んだり遊んだりする無邪気な巨大娘です。女神達の生活の中で翻弄されるこびと達。生命感あふれるGTSを追求するために生まれたサイトがG-Forkです。

巨大女のことを「GTS」と略し、その頭文字をとって「G-Fork」というサイト名になったのだそうです。


「MENU」
http://g-fork.come-up.to/menu-author.html
メインコンテンツは投稿小説です。膨大な量なので、まったく読み切れません。


「巨大女子高生地球制服記録」
http://g-fork.come-up.to/FuechiShizue/kyodaijoshikousei/index.html
端的なタイトルだと思いましたので、この小説をピックアップしてみました。
書き出しは『アウターリミッツ』ですね。

巨大な女子高生が、人類をペットにする恐ろしい様を、目撃させられるのです。

恐ろしい!


まずは「あらすじ」の紹介から。

高校3年生の矢野誠は、年下の美少女、片身見千鶴子に誘拐された。
しかも、使用済みの、汗で濡れた体操服の中に包まれていた。彼女は、人間を自由に人形のサイズの小人に変身させる力を持っていた。

巨大女フェチは、男の側が小人になる、というアプローチでも成立するみたいです。
だけど、このあたりはまだ序の口。千津子は友人たちと共謀し、男たちをペットとして飼育する。

ガリバーの娘たち」という秘密の会を、結成してもいた。

ガリバーの娘たち」! パーフェクトなネーミングだ。
しかし、千鶴子にも転機が訪れる。

千鶴子は、母の死をきっかけとして、戦争をやめない悪しき人類の支配する地球の征服に立ち上げる。
ついに新宿副都心に、三人の女子高生が、巨大な女神として降臨する日が来た。

巨大女子高生登場! どうやって登場するかはわかりません。


なにはともあれ、本編を読んでみましょう……ん?

世紀末/人類破滅SF巨編/600枚。
『巨大女子高生地球征服記録』。(略称「巨女記」)
お楽しみください。感想とイラストを待っています。

長っ。
本一冊分、軽くあります。

目次


第1章 お願い!鍵のかかる部屋
第2章 かわい!太腿の谷の小犬
第3章 ええと!長身母子抱擁図
第4章 お黙り!巨乳理科実験室
第5章 ださい!段ボールの家で
第6章 すてき!下着の楽園より
第8章 うふん!罰ゲームはお尻
第9章 ああん!誕生日の空騒ぎ
第10章 やめて!嘘とセックスと
第11章 熱いわ!ハイレグプール
第12章 あああ!巨大女ターザン
第13章 うそう!女子高生の値段
第14章 いやん!暗黒の子宮都市
第15章 行くぜ!女神への長い道

わははははは。
「太腿の谷の小犬」「巨乳理科実験室」「暗黒の子宮都市」……。面白いんですけど、これを巨大女フェチの代表として紹介していいのかどうか。ちょっと心配になってきました。
小説のほうは、もう各自、読んでおいてください。コメント欄で感想を募集します。


可愛いタイトルがありました。
「ももこの大運動会」
http://g-fork.come-up.to/g-boy/undoukai1.html
主人公は小学4年生のももこ。快晴にめぐまれた運動会当日、張り切って登校するももこだが、クラスメイトたちは全員、元気がない。怪我をしたくないからだ。

チャイムが鳴った。いよいよ運動会が始まる。ももこはウキウキして校庭に出た。普通、運動会は赤組・白組に分かれたり、クラス別でやるんだろうけど、この学校はちょっと違うのよん。この学校では、『ももこ対その他大勢』という構図になっている。『その他大勢』とはももこ以外の全校生徒約3000人のことだ。え? 何故ももこは一人なのかって? うーん、ももこ一人で百万人分のパワーがあると思うんだけど…僕は…。あ、まだ説明してなかったね。ももこは130mの巨人の少女なんだよん。どう?納得した??

納得しねぇよ。


「三大少女出現」。絵物語です。凄いぞ。
http://g-fork.come-up.to/Estrogen/3daishoujo/index.html
ね、凄かったでしょ?

陰毛につかまれー
陰毛だこれにつかまっていれば溺れずにすむぞ

人間の想像力って無限。


「モゾモゾ」
http://g-fork.come-up.to/Estrogen/mozomozo/0202.html
2コマ目の破壊力が凄まじい。


「破裂」
http://g-fork.come-up.to/Estrogen/burst/index.html
言葉もありません。アウトサイダーアートかと思った。


作者である「エストロゲン」氏に賛辞が寄せられています。書いているのは「巨大女子高生地球制服記録」の作者「笛地静恵」氏。

巨大な美少女たちは、男性を圧倒する怪獣のような力を秘めています。


 心の底の底に秘めた、恥ずかしい欲望までが透視されてしまうエストロゲン目。牝牛のように雄大エストロゲン首。女神のように豊満なエストロゲン乳房。ちっぽけな男たちを挟み込む、強靭なエストロゲン太腿。そして、ちっぽけな男のちっぽけな世界を踏み潰す、超強力なエストロゲン足。


 エストロゲンさんの巨大な美少女たちからは、濃厚な快楽物質エストロゲンが、大気中に大量に放射されています。描き込まれたエストロゲン文字からは、少女の巨大な肉声が轟いて、大脳の快楽中枢までを震撼させてくれるのです。濃厚で耽美な『絵物語』の世界を、隅々までくまなく探険して下さい。

ゲップ。


えーとですね。つまりこういうことですよ。
先ほど「ノートブック」で『妖怪巨大女』について語られていた「男にとっては悪夢でしかない」ってのは、そのままでいいわけです。巨大女フェチの人たちは、その「悪夢」でハートに火がつくわけです。
『妖怪巨大女』がどのような経緯で作られたか、寡聞にして知りませんが、まぁひょっとしたら制作者側の一種の冗談だったかもしれません。それはわかりません。ただ、その映像が、巨大女フェチの人たちを生み出したんでしょうね。インスパイアしまくったわけです。


気が向いたら、また続きます。