THE 大美人

putchee-oya2004-04-15



「ARTIFACT -人工事実-」*1で知りました。
D3パブリッシャーの「SIMPLE2000」シリーズ記念すべき第50作目がこの「THE 大美人」。このシリーズって、最初、オセロとか将棋とか出してたよね? どこかで方針転換があった模様。

<物語>
沖縄県皆古島に、突如現れた人型巨大生命体。緊急調査に出動する自衛隊…。
その調査結果から驚愕の事実が判明した。その遺伝子は雑誌グラビアなどを中心に活動中のアイドルタレント、双葉理保(17)のものと99.99%一致したのだ。
北上する巨大双葉理保と、スクランブル体制の自衛隊との戦いがはじまる…。

プレイヤーは、ヘリや戦車を駆使して、「破壊の限りを尽くす」「身長48メートルの双葉理保」の行動を阻止し、元に戻してやるゲームだそうだ。「元に戻すこと」がプレイヤーにとって重要なことがどうかは、さだかでないが。


「ああ、奇を衒ったバカゲームね」と早合点してはいけない。この「大美人=巨大女」、これまた深い世界なのである。


こんなCMもありましたね。
http://www.sponichi.com/ente/200401/31/ente145032.html


ソニン松浦亜弥も巨大化している。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/lightyear/PV.htm
ソニンの場合、完全に「THE 大美人」状態ですね。モーニング娘。系の人たちはなぜこうも巨大化するのか?


デヴィッド・フィンチャーが撮ったストーンズのプロモ「Love is Strong」も巨大女モノでした。海外のプロモにもいっぱいありそう。


『妖怪巨大女』
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=24167
58年に製作されたSF映画。

宇宙船に乗って地球に来た巨大宇宙人によって身長50フィートに巨大化させられた人妻(アリソン・ヘイズ)が、浮気をする亭主を追っかけて田舎のホテルを襲撃。亭主と愛人を殺すが、高圧電線の側を歩いていたところを保安官が変圧器を銃撃、その爆発に巻き込まれて死ぬ。

あらすじだけ読むと、せつない話だ。


主役の女優、アリソン・ハニガンについてのサイト。
http://www.briansdriveintheater.com/allisonhayes.html


巨大人妻の勇姿。
http://up.atnifty.com/upload/file/20040415111826_.jpg


リメイクもされています。
ダリル・ハンナジャイアント・ウーマン』
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14241
主役は片目のドクロ看護婦、エル・ドライバーさんことダリル・ハンナ。なんとプロデュースもしている。


タランティーノが『キル・ビル』でユマ・サーマンダリル・ハンナの戦いのことを「ブロンド女同士のサンダ対ガイラだ!」と形容したらしい。たしかに巨大女ですから。
ちなみにダリル・ハンナの実際の身長は178cm。ユマ・サーマンは183cm。


関係ないけど。ダリル・ハンナフィルモグラフィー
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=38891
有名な作品がキワモノばっかり、というところがいいですね。コスプレ女優。


そのパクリ。
『アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ウーマン』
http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/worst/h/60.html
中野貴雄監督は『巨大グラビアクイーンの襲撃』と呼んでいた。なぜか日本版DVDがリリースされている。『妖怪巨大女』より10フィート高い。

背の低いヌード・モデル。ライバルたちに負けまいと特殊な成長ホルモンを服用するが、効き過ぎて巨大化。ライバルのモデルもこれを服用、巨大化して、ハリウッド大通りで熾烈な肉弾戦を繰り広げるのであった.....。

巨大女モノの映画は、どれも非常にソリッドなあらすじを持つ。

こんな下らない映画を我が国でDVD化する暇があるのなら、もっとマシな映画をDVD化して欲しい。

観なきゃいいのに。


巨大女モノの映画のあらすじがソリッドなのは、理由がある。それが理解できない人にとって、これらの映画を鑑賞することは苦行に等しいだろう。
というわけで、次回に続く。