溶かされガール

putchee-oya2004-01-18



集え、マイノリティ・リビドーの持ち主たちよ。
プッチーオオヤのMUSTERBATORをお送りしております。


というわけで、昨日の続きです。


「女性被害者の部屋」
http://meltgirl.e-city.tv/
何者かによって毒液を浴び、無残に溶かされてしまう「溶解女性」を愛でる人々が集うサイトであります。
ここでは、主催さんも語っているように『仮面ライダーV3』に登場する怪人・ドクロイノシシが一種のイコンとして輝きを放っております。「溶解史上最高」の溶解女性シーンを演出したのが、このドクロイノシシだったわけです。


「溶解美女綺想/ドクロイノシシ・生け贄の女」
http://meltgirl.e-city.tv/youkaibijo1.html
昨日もリンクを貼りましたが、あらためて。ゲストの方のディープな考察です。


特に結論が素晴らしい。

 ついでに言うと、溶解の「解」という字は「角」+「刀」+「牛」であり、な・な・なんと、ここにも牛と角(猪と牙に通じる)が現れています。尤も、この文字は「刀」で以って「牛」をさばき「角」と肉を分かつ、ということからできたようですが、ドクロイノシシの暴力の犠牲となった美女=処女の最期の姿に、「溶解」の持つ官能美の輝きが見事に現れていると私は確信するのです。

なんと、溶解の「解」という文字には、すでにドクロイノシシが潜んでいたそうです。びっくり。


「女性溶解短編集」
http://meltgirl.e-city.tv/novelstoppage.html
オリジナルストーリーが集まっております。
注目したいのはこの一本。


「38 キヨミの特撮日記」
http://meltgirl.e-city.tv/novelkiyomi1.html

我らがクイーン「キヨミ」さんが当時日記を書いていた!?
彼女の日記を元に、「溶かされガール」に登りつめる日々を赤裸々に再現

メタフィクション。ほのぼのとした話なので、安心して読み進めてください(ちょっとせつない話だったりもする)。


ちなみに「キヨミ」とは、ドクロイノシシによって溶かされた女性を演じた石原清美*1のこと。助監督の「コイケ」って、小池要之助*2のことかなぁ?
ところでこの石原さん、『仮面ライダー』でも怪人の殺人ガスを吸い、白骨化してしまう女性を演じている。


「自宅で白骨になった主婦」
http://meltgirl.e-city.tv/utubogamesu.html

ドクロイノシシの生贄役として脚光(?)を浴びる前の石原清美さんのおそらく特撮初出演作品。ガスを吸わされるのみだが、悶える姿、声は溶かされガールの素質十分。

「溶かされガール」……。
見事なネーミングだと思います。って、そんなジャンル、ここでしかあり得ません。


「溶解美女」
http://meltgirl.e-city.tv/videocm.html
なんと、ビデオまで作ってしまいました。通販で購入することができます。


「溶解美女VOL.1 白い泡の悪夢」より。

怪人に捕らえられグッタリしている明子

怪人の吐く溶解泡を顔面に浴びる明子

必死に抵抗するが、彼女の顔は白く染められていく・・・

全身に毒泡を浴び、泡人形にされる明子

やがて明子の肉体はドロドロに溶かされ、崩れ落ちていく

彼女の肉体は完全に溶解。衣服のみが遺された。

うら若き女性が、泡で覆い尽くされております。出演した女性の心境やいかに。ちゃんとキレイな人なんですな、これが。


というわけでして。
いかがでしたでしょうか? 「溶解美女」の世界。


そうえいば以前、大槻ケンヂが「子供の頃、ウルトラセブンが宇宙人にボコボコにされているシーンを見て、初めて欲情した」みたいなことをエッセイで書いていたのを思い出しました*3
こうしてメディアの多様化が進むにつれ、各人のヰタ・セクスアリスも多様化していき、しかもそれが現実のセックスに凌駕されるどころか、逆に現実のセックスを凌駕するほどのイマジネーションと、それの結晶としての小説やビデオなどの表現を生んでいっているようです。
いや、彼らがノーマルなセックスをしてるかどうかは知らないんですが。


「女性被害者の部屋」リンク集より。


「丸呑みデータベース」
http://red.ribbon.to/~adon/main.html

このページは、女の子がモンスターに丸呑みにされるシーンに、性的興奮を感じる人のために、そういったシーンの登場するアニメ、ゲーム、漫画、映画などの情報を寄せ集めて、データベース化してしまおうというページです。

……多様化は進んでいるようです。
マイノリティ・リビドー探求の旅は続きます。
 
 

*1:ほかに『キカイダー01』『イナズマン』『Gメン‘75』などに脇役として出演。ちなみに『イナズマン』に出演した回のタイトルは「呪いのえのぐが人を溶かす」。さすがとしか言いようがない

*2:蘇える金狼』『処刑遊戯』など、松田優作主演映画の助監督を多く務める。テレビ『探偵物語』では、予告でよくイジられていた

*3:たしか、対戦相手はボーグ星人