a Tooth for Teeth

putchee-oya2003-10-22

映画、音楽、マンガ、その他もろもろ。時を経るにつれ、人の好みはどんどん細分化している。娯楽に関わるあらゆる産業が、いわゆる「スキマ」を見つけるのに血眼である。ニッチ産業というやつだ。
パチンコに並ぶかもしれない、日本の巨大娯楽産業、それがオナニー産業。
オナニー産業界にも、当然、ニッチはある。
それがフェチだ。


フェチという言葉に関しては、もはや説明も必要ないだろう。それほど一般化している。ちょっとくだけた飲み会に行けば、男どうし、あるいは女性も交えて「オレっておっぱいフェチでさぁ」「オレは脚フェチだな」「ワタシは匂いフェチ」だなんて会話がバンバン飛び交っている。そんな世の中だ。


教室で、職場で、酒の席で、デートで。あらゆる場所でフェチは語られる。
がしかし。
そこで、自己申告できるフェチと、自己申告できないフェチがあることに、気付いている方は多いと思う。
その典型が、先日紹介した「マスターベーションマニア」*1だろう。
社会に受け入れられないフェチの持ち主たちの、ドロドロに煮詰まった、フェティシズムの煮こごりのような書き込みがブチまけられていた掲示板は、まさに壮観の一言。デニスカオナニー。カーテンオナニー。轢セーラー服オナニー。
「あ〜、それわかる〜」「それってあるある〜」なんて安易な同意は一切拒否! 


でもって、本日紹介するサイトはこちら。


「差し歯フェチの部屋」
http://sashiba-web.hp.infoseek.co.jp/


わかりません。まったくわかりません。そもそも、他人の歯が普通の歯なのか差し歯なのかすら、判別つきません。
でもまぁいい。彼らも僕の同意など必要ないでしょう。
屹立するチンコ。じゃなかった、屹立する差し歯フェチとしてのアイデンティティ
主催者の方のコメントを引用します。

私、「前歯の処置歯フェチ」は、可愛い女性の笑顔から零れる前歯が「差し歯」ですと、大変興奮します。
(中略)
……様々な原因が想像できますが、私が一番そそられるのは、なんといっても大切な二度と生えてこない、しかも一番目立つ前歯を虫歯にしてしまった、そんな彼女たちの心境です。


大切なのは「心境」だそうです。なるほど。
女性の心境がチンコエレクターのトリガーを引くことはよくあることです。
風がピューッと吹いてスカートがピラーンとめくれてパンツがチラーンと見えそうになって女子がイヤーンと手でスカートを押さえるとき、男性の視線は案外、見えそうになったパンツそのものではなく、羞恥の色に染まった女性の顔にロックオンされているのではないでしょうか? 心境、いいものです。


話が逸れました。

虫歯ではなかったにしても、歯科医院にて二度と取り戻せない永久歯との決別をする瞬間、口を開けたまま歯科医さんに何も抵抗できないまま、ガリガリと前歯を削られたり、抜かれたりするさまを想像するとドキドキします。

ガリガリでドキドキ。そんなさまを想像しても「アイテテテ」とか、歯科医に「あーあ、なんでこなになるまで放っておくの!」と叱られることぐらいしか思い浮かびません。イマジン。

斜め後方から覗くと、大半の差し歯は裏側が金属であり、黒っぽく見えます。これは私が最も興奮するタイプです。表面上は白く着飾っていても、自分はその真実を見破ることができたという満足感があります。(後略)

僕はこの差し歯フェチさんの満足の基準がわからないのですが、そのわからなさ具合に満足してたりします。


このサイトはリニューアル途中のようで、いくつか工事中のメニューがありますが、情報交換の場である「差し歯フェチ掲示板」、みなさんお待ちかねの「差し歯画像投稿掲示板」、匿名書き込み可能な「歯フェチ2ちゃんねる」などは稼働中です。

このホームページは、私のようなこんな「レア」なフェチの方々を捜すために開設しました。いろいろ情報交換、フェチネタ交換をするのが主旨です。ご興味、ご関心のない方はご遠慮下さいませ。


管理人さん、ごめんなさい。差し歯には興味なかったのですが。差し歯フェチの方に興味があったんです*2

*1:http://www.sainet.or.jp/~okure/knn/knn5.htm

*2:画像は別サイトのものです