恋愛をあきらめる

putchee-oya2005-04-18



電波男』がさまざまな反響を呼び起こしている昨今、こんな文章に行き当たりました。


「『告白』(2)」(「視基 AUDIO BLOG」より)
http://d.hatena.ne.jp/K2Da/20050417/p1
書いているのは20代後半の男性のようです。『電波男』についての感想を記しているようですが、この人自身は(ブログをちょろっと読んで判断する限り)ベタベタなオタクさんではないようです。が。

社会、女性に対する記述は当たっているかどうかよくわからないですが、個人の選択として恋愛を完全に放棄するというのはすげぇあり、ありっていうか、そうするしかないのではないか? と思いました。

「恋愛を放棄して二次元に帰ろう」というのは『電波男』のアジテーションでしたが。

恋愛には理想の形がありまして、一対一で死ぬまで続く、というのが条件の一つなのですが、まずこれが実感としては不可能(そういう風に思うこともできない)で、そんなことを口に出したり振る舞うたびに嘘をつかねばならんというのが一番厳しいところです。

ふむふむ。


ちょっと引用が長くて申し訳ない。

僕は男なのですが、男一般についても大抵実感として恋愛は永遠に続かない、「永遠はないよ」派であるように見えます。逆に女性は「永遠はあるよ」派であるように見えます。これはちょっと女性とつきあいが少なすぎるため、過度の女性ピュア化によって歪められた印象であるという可能性も否定できませんが、まぁ少なくとも振る舞い上は、そう見える、ことが多い、そういう人がいました。僕はこの食い違いについては以前から気づいていたのですが、どうも理由がよくわからない、ひょっとしたらこの食い違いは気のせいレベルのもので、解消可能なものかもしれない、もしくは騙されているのかもしれないと思っていたのですが、そうではなく女性は本当に恋愛を長期継続させる必要が生き残り戦略上必要だったのだ、ということを知り、この違いは定められた事実であるのだということを知り、そして恋愛をあきらめました。

要約してみましょう。
まず、男は恋愛に関して「永遠はないよ」派だという。うん。まぁ男なんて浮気っぽいしね(すごく一面的な見方ですけど)。女性はどちらかというと「永遠はあるよ」派だという。うん。女性はロマンチストだからね(ものすごく一面的な見方ですけど)。で、この食い違いの理由は何だろう? この人はあることに気づきます。女性は「恋愛を長期継続させる必要が生き残り戦略上必要だったのだ」と。この両者の恋愛に対する態度の違いは、もう乗り越えようもない。そして「恋愛をあきらめ」ます。
え。あきらめちゃうんですか?
このあと、なぜ女性はそんな「生き残り戦略」が必要なのかが本などを引用しながら説明されていますが、まったく頭に入ってきません。
要するに、「一対一で永遠に続く」理想の恋愛が不可能だと気づいたので、恋愛をあきらめてしまったわけです(合ってますか?)。


僕は昨日、『逆境ナイン』という漫画を読んだんですけど、「やる気パルスをただせ!」とだけ言っておきたいです(意味は各自で調べてください)。


もとから恋愛を避けていた(嫌いだった)ところに「反恋愛」についてのアジテーションを読んでしまい、見事に魂のパルスが同一化してしまって「恋愛をあきらめる」方程式を頭の中で完成させてしまったとしか思えません。


この「神奈川県川崎市、会社員男性、津田(26)」さん(自己紹介より)がそうだというわけではないのですが、オスとしての本能はほんとうに弱まっているんだなぁ、と感じてしまいます。本能が強すぎる人たちはえてして犯罪を起こしがちなので(スーパーフリーとか、どっかの野球部とかラグビー部とか)、みんなで本能を奮い立たせて性犯罪をなくそうじゃないですか。


何の話をしているのかわからなくなってきたので、打ち合わせに行ってきます。